Tax Declaration(March-2025) |
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マレーシアでは、日本と違って確定申告が全員実施の制度となっておりますよ。3月までの実施が必要(間に合わない人、多数らしいけど)。で、やってみましたよ。一般的なオンライン申告をしてみたら、エラーが発生したのでした…(数回実施するも)。エラー内容は、「電話するか事務所に来てください」です。んなら、行くしかないじゃないですか! ちなみに、事務所はKLに複数あって、比較的アクセス良さそうな「Wangsa Maju Branch」に決めました。数日前に、現地事情に詳しい同僚が『外国人は、モントキアラに近い”Lembaga Hasil Dalam Negeri Jalan Duta”じゃないですかね?』と言っていたのだけれど、とりあえずWangsa なる方に行ってみますよ。違っていたら、それも一興。経験となって蓄積されるでしょう! |
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自分の番号が呼ばれたので、受付に行きましたよ。『オンラインでエラーが出て、”電話するか事務所に行くように”指示が出たんですよ。確定申告を実施したいです』と係員に伝えると、提出した資料を見てすぐさま、『これは、”Lembaga Hasil Dalam Negeri Jalan Duta”に行かないと駄目だよ』と返されるのでした…。なんと~!そう来ましたか。やっぱり、外国人は、そちらに行くべきなんですね…。 |
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調べてみると、事務所のある場所は駅から離れた場所で、どうにも不便な場所にありますわ。ゆえにバス利用だったのね…。仕方ないので、Grabを利用です。Grabを利用するんだったら、もっと違った駅から利用すべきでしたよ。やっぱり、事前調査は必要だな。と言うか、もともと事務所違いのリスクを抱えて、それも一興で来たのだから、致し方なし。こんな出来事が、経験ですよ。ちなみに、Grabは呼んだものの、事前調査しておらずなので、目的地が正しいかどうかも良く分っておらず(多分大丈夫だろう)。 |
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すると、警備員と言うのか軍隊と言うのか、モールで見かける警備員よりもワンランク、ツーランク上の装備をした係員に笛で何かを注意されたのでした。『へ?注意しているのはワシ?道路を横断しちゃいけないの?』。辺りを見渡すと、自分と同様に道を横断している人が2名ほど。「横断を注意されているわけじゃなく、注意も自分じゃないのかな」と、再び横断を開始しました。 すると、改めて笛が鳴って指差しされましたよ。「へ?なんのこっちゃ」と不思議に思っていると、どうやら短パン姿がいけないらしい…。そして、こちらの立派な建物は、税務署ではなく(そうだよね)、裁判所の様でした…。そりゃ、短パンも禁止されるわな。『確定申告したいんだよ~』と係員に告げると、『あっちの方だぞ』と。 |
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受付のところで、『オンラインで実施したらエラーが出たから、こちらで確定申告したいんだ』と告げると、(言い方が悪いけど)要領が悪いお姉さんが、色々とエラーの事象を聞いてくる。「いやいや、あなたは単に割り振りする人でしょ。あなたにそれを伝えても仕方ないから、とりあえず窓口まで案内してほしいんだよな~」と思いつつ、何度か会話のラリー…。(自分も余計なことを言ってしまったかなぁ) で、数度のラリーの後に、隣に居たもっと経験豊かそうなお姉さんが、「こちらの番号で並んでて」と受付番号の紙を払い出してくれました。「そうそう、それで良いんだよ~」と思うのでした。やれやれ。とりあえず、中に入って番号が呼ばれるのを待ちますかね。 ちなみに、自分の隣に並んでいたお姉さんは、『以前に来たら、数か月後に来るよう言われたのよ』と、こちらもうまく処理されてもらえないようで、少しイラつきながら、同じことを3度くらい言っておりましたよ。受付のスタッフ、もちっとしっかりしてほしいなぁとスタッフの能力に心配を覚えるのでした。 |
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待ち時間の間に、スマホで申告サイトにアクセスして、改めて画面入力を進めました。係の人にエラー事象を伝える際、画面のキャプチャーだけでなく、実際の画面遷移を見せた方が、伝わりやすいよねと。エラーが出るのは、入力を終えて最後のボタン入力箇所です。先日は、エラーが出るたびに、同じ項目を何度も入力して大変だった。何度も入力していたおかげで、スマホでも入力が慣れたもので、ササっと進めることができましたよ。 |
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ヤバイ、自分が呼ばれたときに、どこに行けば良いんだ???と、さっきの経験豊かそうなお姉さんに、『この番号の窓口ってどこですかねぇ?』と聞いてみると、『あそこよ』と指さされた先は、受付窓口から離れた特設ブースと言うか、簡易ブースなのでした。良く見ると、「KAUNTER
E」
と書いてあるじゃないですか。そして、どこかの家電販売と言うか不動産販売スタッフのような黄色いブレザーを着たスタッフが座っておりましたよ。どうやら、何でも屋と言うか、その他事象について受け付けているカウンターらしいぞと。 受付番号表示のモニターを見つつ、自分の番号が呼ばれるのを待ちました。で、呼ばれてカウンターEに赴いて、『エラーが出て困っているんだよ。エラー画面のキャプチャーを見せつつ、”いい?これからやってみるからね”』と、エラーが出る直前のボタンを押しましたよ。すると、あれ?っと無事に申請が通過したのでした。 えぇ~!?あれ?なんですか、これ?ですよ。結果オーライと言うか、やれやれですよ。 で、確定申告を終えたので、今度は『居住者申請をしたいんだ』(*) と伝えました。すると、黄色いブレザーのスタッフが、『じゃあ、受付でやってもらって』と気軽に言うじゃないですか!『おいおいおい~!またあの列に並んで、受付番号をもらうの!?』と、最初の「おいおいおい~!」は口に出さなかったけれども、「え?まじ?また先頭から?」という雰囲気を発散しつつ聞くのでした。するとスタッフが、横から入ってカウンターですぐに受付番号を払い出してもらって良いよと。 すぐさまカウンターに向かって、スタッフから許可を得たとはいえ、そんなやり取りを知らない並んでいる人たちが居るので、できるだけ目立たないように、そして払い出し番号を再発行してもらうかのような振る舞いをして、さっきの経験豊かそうなお姉さんに、改めて発行をお願いしたのでした(個人的には、全て完ぺきにこなして番号をもらった感じ=並んでいる人からは、継続処理で再発行されたんだなと思われているはず)。 *居住者申請:マレーシアに一定期間住んだ人が居住者として認定されるための手続き(居住者でないと、所得税が高めに設定されて多くの税金を取られてしまうんです)。 |
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最近だと、簡易手続きの電子ゲートでスタンプを押してもらえないじゃないですか。去年のベトナム旅行が、それでしたよ。スタンプがない(=証明できない)、となって、航空チケットの印刷が必要となりました。他にも、スタンプ証跡の提出のために、パスポートの全コピーが必要と言われましたよ(マレーシアのあるあるで、ちょくちょく全コピー印刷を求められます…)。 という訳で、必要書類を確認して、改めての出直しとなりました。やれやれ、面倒な必要書類を揃えて、出直しだ。ここの事務所ってば、不便な場所にあるから、訪問するの面倒なんだよな~と、書類準備も訪問も面倒な事が、改めてとなりました。 |
とりあえず、必要な申請のうち(確定申告と居住者申請)、「確定申告」の方を終えることができました。所得控除の項目を色々と入力したので、還付金が口座に振り込まれるはず。給与支払いは控除ゼロでの源泉徴収となるので、還付金は結構な金額となりますよ。結果、2週間後に無事に口座振り込みされておりました!人によっては、一か月、二か月と、なかなか振込されない場合もあるようで…。 同時にマレーシア語のメールも送られていましたよ。メールの方は全く読むことができなく、Google翻訳にて還付金処理手続きの報告であったことが分かりました。確定申告のサイトはマレーシア語と英語でできるのだけれど、メールの方も英語に対応していてほしいなと思いましたよ。まぁ、単なる周知のメールだから、取りこぼしても、大きな問題にはならないけどさ(Google翻訳という便利なものもあるし)。 さて、居住者申請のためにパスポートの全コピーとか必要な書類を揃えて、再度こちらに訪れないといけないな。やれやれ、もうひと仕事です。でも、還付金がそこそこあるから、割の良いバイトと思えば、面倒な作業もなんのその(と思いたいところ…)。 ところで、職場にて申請の際に添付資料が必要だとか、必要じゃないとかの情報が飛び交っていました。どういうことじゃいな?と思っていたのだけれど、途中で気が付きました。どうやら、会話の際に「確定申告」と「居住者申請」をごっちゃにしていたのです。それぞれ別物申請なんだけれどもね。確定申告は、日本と同様で添付資料は基本的に不要(求められたら提出する)。居住者申請は、添付資料が必要なのでした。前の部署では全くもって情報共有がなくて、自力で申請したのだけれど(苦労した&間違いもあったなぁ)、今居る部署は情報共有があって不明点もバッチリ解決できる環境となっているのでした(素晴らしい)。 |
*2025.05.19 更新(追記) |
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Web上の受付処理では、名前はもちろん、訪問目的を選択して送信します。訪問目的は、確定申告や居住者申請という項目があるので、居住者申請を選んで送信したのでした。こちらの建物では、窓口が2つしか稼働していないので、処理速度はそれほど早くなく(待ちが生じる)。でも、人が少なく、すぐに申込して座って待つことができるので、その点は良いのかな。 日本だったら、待ち時間の友である本を取り出すところだけれど、本は持っておらずなので、スマホでダラダラとネットサーフィンして待ちますよ。暫くすると、自分の名前が呼び出されるので、窓口へと行きました。用意した書類を提出しつつ、『居住者申請したいんです』と告げました。すると、対象の年月日を確認したスタッフは、『ここじゃなく10のビルに行って』と言うじゃありませんか。「へ?受付で”居住者申請”の項目合ったよね?」ですよ。 すぐさま10のビルに向かいましたよ。こちらの8Aビルで処理してもらえなかったのは、対象の年月日が2023年で過去年ゆえだったのかなぁ(・・? |
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パスポートの全コピーやら、その他、収入の証明書に税機支払い証明書、渡航の証明として航空券の印刷etcを提出しましたよ。無事に受け付けられたようで、内容の確認手続きが始まりました(ほっ)。1つ1つ、チェックされますよ(むむ、膨大な申請量となる確定申告と違って、マイナーな居住者申請は受付時に書類をがっつりみられるんだなと)。 パスポートの全コピーを1枚ずつ確認を終えて、控除項目の確認へと。実は初年度にも関わず控除項目の申請をしていました。初年度は、控除項目が使えないという事を、誰かのブログで知って、修正しなきゃとなったのですが、ネット申請上ではどうにも修正することできず。その旨を伝えると、『ネットでは修正できないわよ。こちらの紙に記載して修正してちょうだい』とアナログ処理なのでした。(修正申告は事務所訪問が必要と言う情報もあったけれど、そういう事だったのか…。一所懸命、修正のやり方を探しちゃったよ)。 で、もう1つ追加で知ったことは、初年度でも居住者申請が認められると同時に控除項目が利用できるとの事。ゆえに修正の必要は無いようです。しかしながら、同時に証明書となる領収書が必要になるのでした。「え?領収書は持っているけれど、家に置いてきているよ…」なのでした。スタッフが言います、『控除項目の申請をするのなら、領収書を持って改めて来てね』と。 むぅ~、家に帰って領収書を準備して、再び訪問して、あの行列に並ぶのか…。訪問のためのスケジュール調整と、訪問と申請に要する時間の消費…。そこまで暇人をしている訳じゃないんだよな。その控除項目のお金は惜しいけれど、そこまでして…、なのでした。『その控除項目は、諦めるから、今日申し込みさせて』と伝えました。結局、アナログな修正申告も合わせて実施して、居住者申請を行ったのでした。これで還付される金額は、所得にかかる非居住者に適用される一律30%の税金に対して、居住者として適用される所得に応じた税率(累進課税で、自分は0~24%がそれぞれの所得金額に対して課税されている)の差分が返ってくるはずです。それが半年分となるので、ボチボチの金額ですね。 控除項目が認められた場合は、所得の合計金額が減少するので、その分還付金も増えたはずなんですけれどもね。う~ん、残念。まさか、初年度でも居住者認定されたら、控除項目が利用できるとは。まぁ、確かに居住者認定されるのであれば、居住者が利用できる控除項目は、使えることになるんだよな…。冷静に考えたらなのでした(情報を鵜?みにしてはいけないなと)。1つ勉強になりましたよ(一度きりなので、今後活用することは無いけれど)。ちなみに、5/19時点で還付金は支払われておらずですよ(やれやれ)。 |